2011年9月21日水曜日

黒岳〜赤岳登山

2連休を使って、大雪山自然公園まで足をのばしてきました。
アイヌ語で、カムイミンタラ〜神々たちの遊ぶ庭、という意味を持つ、壮大なスケールの山々がそびえている場所。

まずは黒岳ロープウェイで5合目まで。

この後7合目まではリフト。
霧雨が降っているのでレイン使用、カッパを上下着込む。

7合目から登山開始。
霧雨ゆえに周りの景色いっさい見えず(涙っ
急な登りが延々頂上まで続きます。
小さな友人は未だ5才。自分の寝袋をリュックに入れてしょって登山してる。えらいなぁ。ほんとに感心です。

途中、両足の膝が痛み出す。
数年前の冬山ハイクで斜面にポールの長さの調節を数分怠って登った時に痛めていたのだった。。。。

辛い痛みを我慢して頂上へ到着。


15分ほど下に下がったところにある山小屋目指す。
雨に長時間濡れていたためと登りの汗で体、かなり冷えてます。


お天気が雨で寒いのもあり到着してからの14時くらいからずっとみんなで仲良く山小屋暮らし。



黒岳の山小屋は88年になるんだそう。

おトイレはおがくずトイレ。
用を足した後は自転車のペダルをこいで微生物の働きを活性化して汚物を処理するんだそうです。

山小屋泊は人生初。
仲間やいろんな人の道具や備えを見るのは勉強になりました。
ツアーの人々もけっこういたなぁ。

年配者が断然多し!!

夜は20時消灯。

山小屋の9月半ばの夜は寒い寒い。
持参の服を総動員して寝袋に入っても寒い。
夜中は風がビュービューでとても外で空を眺めになんて出て行けない。
昼間の痛めた膝に負担がかかっていたのか両足つっちゃって、仲間に伸ばしてもらって。
お世話かけました。
で、おとなしく早々に一番最初に寝ました(笑

翌日は残念ながらご来光はみることができないかんじで、かなりゆっくりの6時半に起床。
小屋にはわたしたちを含め数人だけ。
山の朝はこっぱやいんです。

朝からインスタントラーメンで暖をとる(笑

黒岳の山小屋、『石室』。
1泊2,000円、毛布,マットが1枚レンタルあります。この日は2枚貸し出ししてくれました。
山小屋は今月までの営業みたいです。

従兄弟の兄貴と。*彼やダンナじゃないですからね〜


従兄弟のおかげでたくさんの仲間に出会えています。
ほんとにありがとう。

この日は曇りなかんじ。
山小屋の前。


まずは北海岳目指す。am9:30

途中に川渡りもありその川の水の流れる音の澄んでいることったら!!
とってもきれいな音。たぶん、このあとの人生の中で忘れない音のひとつになりました。

山の紅葉も見応えありでしたよ☆













北海岳山頂到着
すぐ目の前には、北鎮岳がそびえています。北海道で2番目に高い山なんですって。
やまびこ、したくなっちゃう、、、、、はい、しました。
北海道で一番高い旭岳もすぐ側に見える〜。
どれがどのお山だったか、忘れてしまいましたっ(汗





今回のパーティ5人。従兄弟、仲間夫婦&愛娘、わたし。

ここからさらに縦走します。
赤岳目指す。
途中、白雲岳(こちらのお山の名前は覚えてました)を見上げながら分岐点まで。

この案内板の下に、熊出没注意を呼びかける文字がありました。


本物山ガール、(11月に行われるメイクコンテストのナチュラルメイク部門のテーマがスポーティ、その中に山ガールがあるんです〜)


赤岳で軽食をとり銀泉台まで下山して層雲峡行きのバスに乗り込みました。最終の16時半になんとか間に合う。

前日に悪化した膝の痛みは今まで経験したことのないものでした。

小さな友人もがんばって歩いているのだから大人のわたしががんばらないわけにはいかない。
その存在に助けられました。ありがとね。


帰りはお約束の温泉で癒され、
きょうには両膝の痛みも消えていました。友人のおかげです。
とはいっても今また登ると同じ痛みはくるので、ますは体作りです。

実はみんな足が痛かったり、筋肉痛だったり。

それでも山に登る。山にはそんな魅力があるんですね。

小さいコの山登りは教育上でも効果が高いんだそうです。
友人の知り合いの小学校教師が云っていたそうです。

仲間をいたわり合う心や困難に向かう強さ、自分の足で頂上まで登り下りて来る足取りやそこでしか見られない壮大な景色と空気。
そんな経験が子どもの成長に大きな何かを培っていくのでしょうね。

今回の仲間の夫婦の姿を見ていても、山を通じシンプルでありながら大切なことをたくさん愛娘に伝えている姿を目にしました。
誰でもができることじゃないよなぁ。

そんな親の姿を見ながら子どもは成長していくのですね。

この親子、すごいぜ☆

そして声をかけてくれお世話してくれた仲間に今一度感謝。ありがと〜。

長い記事にお付き合いいただきありがとうございました。

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